外国の人と話してみたい!/初級部「英語」各地でスタート
2017年04月29日 10:28 民族教育川崎初級5年生の授業から
4月から各地の朝鮮初級学校で「英語」の授業がスタートした。初年度は5年生、次年度からは5、6年生で「英語」が正式の科目となる。川崎初級では4月12日に初めての授業が行われ、取材日となった19日には2回目の授業が行われた。
“Good morning!”
ザンビア出身の英語講師、サマンサさん(48、Samantha Chalikulima)のあいさつに、児童8人が元気に応える。サマンサさんの授業はすべて英語で進められる。
「みんな、ハサミは持ってきた?」
英語を聞き取れずキョトンとしている子どもに向かって、サマンサさんは“Scissors, Scissors”と言いながらハサミで紙を切るように2本の指を立ててチョキチョキと動かしてみせた。
「あ!」
子どもはサマンサさんにハサミを見せてにっこり。
教室には担任教員も同席して授業の様子を見守っている。
この日の授業のテーマは「自己紹介」。肌色や言葉の違う相手に対して、最初は戸惑い気味だった子どもたちが、歌と踊り、ゲームをふんだんに取り入れた楽しい授業に身も心も解かれていく様子が伝わってきた。