核兵器禁止条約交渉、不参加を表明/朝鮮外務省代弁人
2017年03月31日 10:04 共和国朝鮮民主主義人民共和国外務省の代弁人は、朝鮮が核兵器禁止協約交渉のための国連大会(3月末、6月中旬~7月初旬)に参加しないことと関連して24日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。
代弁人は、国連大会は、核兵器の全面撤廃のための全人類の志向と念願を反映しているが、米国をはじめとする既存の核保有国が国連大会の参加を拒否している状況下では、大会で全人類の志向と念願を反映した結果が出るかという疑問が提起されると指摘。
特に、米国が現在、朝鮮半島に最大規模の戦略資産を引き入れて侵略的な合同軍事演習を行っていることに関連して、核戦力を中枢とする自衛的国防力をいっそう強化していくことが当面の死活的要求として提起されている朝鮮としては、国連大会の参加問題を慎重に考慮せざるを得ず、このことから大会に参加しないことにしたと、代弁人は明かした。
代弁人は、朝鮮は核兵器の全面撤廃のための非同盟運動の理念と世界的な努力を、今後とも引き続き支持し、世界の非核化が実現されるまで核保有国としての責任を全うすると表明した。
(朝鮮新報)