東京人権協会、朝鮮学校で法教育実施/「真実を探し出す力を」
2016年11月26日 08:36 民族教育東京人権協会では今年度から新たな取り組みとして、朝鮮学校に対する「法教育」を実施している。11月19日に東京第5初中の中級部1、2、3年生を対象に、24日に東京第1初中で中級部3年生を対象にして、模擬裁判の授業を行った。
法教育とは、法律専門家ではない一般の人々が、法や司法制度、これらの基礎になっている価値を理解し、法的なものの考え方を身につけるための教育である。東京人権協会は、日本学校で法教育を取り入れていることを鑑みて、朝鮮学校に有資格者の会員を法教育の講師として派遣し、教育の多様化に寄与することに決めた。
東京第5初中では、金舜植、全東周、李春熙、朴貴玲、金英功、朴日豪、河景浩、李世燦弁護士が講師を務め、東京第1初中では、金舜植、宋昌錫、金英功、李世燦弁護士が講師を務めた。
模擬裁判では、擬似体験を通じて、刑事裁判に関わる裁判官、検察官、弁護人などの役割を理解し、各登場人物が提示する主張や証拠に基づいて最終結論を導き出す力を養った。