〈特集・ウリハッキョの今〉東京中高/3万余人輩出、全国初の中等教育実施校
2016年10月08日 08:00 民族教育東京都北区十条台にそびえたつ東京朝鮮中高級学校(愼吉雄校長、呉伯根教育会会長)。70年前の今日(10月5日)創立した同校は在日同胞による中等教育実施のシンボルであり、また、同校が歩んできた道は同胞たちの誇らしい歴史でもある。祖国の愛情と配慮に鼓舞され、1世をはじめ2世、3世同胞たちの手によって創立70周年を迎えた同校は今日まで3万余人の卒業生を輩出した。
「期成会」発足してスタート
在日朝鮮人の中等教育が具体化したのは1946年6月の朝聯第2回文化部長会議からだ。この会議で朝聯東京の代表は中学校の設置に関して提案。討議過程では朝聯中央委員会に提案して具体化するとしたが、それまで待てないとして朝聯中央総本部(朝聯中総)常務委員会に提案して具体案を立てることが決まった。