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〈特集・ウリハッキョの今〉四日市初中/インタビュー・西塚宗郎会長、船橋誠一副会長

2016年08月30日 13:36 文化・歴史

熱心に学ぶ子どもたちのために

1978年に発足した「日朝友好三重県民会議」。発足当初から今まで、日朝友好促進とともに、朝鮮学校への助成金増額のための運動を継続的に行ってきた。

西塚宗郎会長(日朝友好三重県民会議会長、73、写真左)、船橋誠一副会長(日朝友好三重県民会議副会長、68)

西塚宗郎会長(日朝友好三重県民会議会長、73、写真左)、船橋誠一副会長(日朝友好三重県民会議副会長、68)

同会の船橋誠一副会長は「四日市初中の1期生からこの学校がどういう風に建てられたのかを聞いたり、元気で明るく、一生懸命な朝鮮学校の子どもたちの姿を見て、『この場所を守らなければいけない』と感じ、活動を続けてきた」と振り返る。

秋には毎年教職員や県民会議の各団体が朝鮮学校への訪問を行っている。西塚宗郎会長は「最初は各学年に3人、5人ほどしかいない教室を見て驚くが、最後には皆生徒たちが熱心に学び、楽器や踊りを披露する姿に感動して帰っていく。ニュースで一方的に流される報道によって、誤解される面が多い朝鮮学校に直接足を運び、共生の裾野をこつこつと広げていくことが大事だ」と語る。

現在、同校には県と市から補助金が支給されている。船橋副会長は「私たちが要請の動きを止めれば、いつのまにか予算から削られることもままならない状況。実際に3年前、四日市市は1回補助金を止める動きを見せた。国がどうあろうと、これからも子どもたちのためにやることは同じだ」ときっぱり語る。

(朝鮮新報)

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