〈人・サラム・HUMAN〉映画監督/西嶋真司さん
2016年06月23日 13:39 歴史「怒」と「哀」こそ伝えたい
福岡県出身。RKB毎日放送でディレクターを務める。今回、記録作家・林えいだいさんの半生を追ったドキュメンタリー映画「抗いの記」のメガホンをとった。
「権力に対する激しい怒りを持ち、告発し続けるえいだいさんの姿勢は、多くのマスメディアが失ってしまった本来のジャーナリストの姿だ」
91年から94年まで、ソウル特派員を経験。91年8月に金学順ハルモ二が初めて、日本軍「慰安婦」被害者として名乗り出て以降、各地の被害女性が重い沈黙を破り、証言した激動の最中に居合わせたことが後の自身の活動に大きな影響を与えた。