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〈特集・ウリハッキョの今〉朝鮮大学校/インタビュー・趙性周さん

2016年05月28日 11:00 民族教育

1期生としての誇りと矜持

幼少期に父母らと慶尚南道から日本に渡り、佐賀県で小学校1年生から日本学校に通った。工業高校の電気科を卒業した後、帰化して日本の会社に行こうと考えたが、これがアボジに知られて、ものすごい勢いで殴られた。千葉県船橋市にある1年制の朝鮮師範専門学校に3期生として行くよう諭され、初めて「아야어여」を学んだ。総聯が結成された年だった。

趙性周さん

趙性周さん

朝鮮語を学ぶことがうれしくてうれしくて。総聯佐賀県本部の幹部だったアボジに朝鮮語で手紙を書くと、赤ペンで間違った言葉が直されて戻ってきた。これを機にもっとしっかり学ぼうという意欲に燃えた。翌56年3月に卒業すると、4月から朝鮮大学校「1期生」になった。

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