放射能被害を可視化/世界ヒバクシャ展
2016年05月02日 14:23 歴史世界の被爆者をとらえた60点
世界各地の被爆者の写真を通じて核廃絶を訴える「世界ヒバクシャ展」(主催=NPO法人 世界ヒバクシャ展)。今年は「Yes Peace! 2016 平和の種をまこう!」と銘打って、4月22日から5月1日まで、東京・新宿の早稲田奉仕園で開催された。
広島、長崎の被爆者を撮り続けた森下一徹氏の呼びかけで2002年から始まった同展は、核実験や原発事故、ウラン採掘などによって生まれた世界各地の被爆者を撮り続けてきた6人の日本人写真家ら(森下一徹、伊藤孝司、桐生広人、豊崎博光、本橋成一、森住卓)の作品を日本各地や海外で展示してきた。森下氏の発病により05年以降休止していた活動を、11年の福島第一原発事故を受けて再開。長女である森下美歩氏が引き継ぎ、世界遺産とのコラボ企画など新しい試みに積極的に取り組んできた。