〈第1書記の活動 12月〉国防工業創設のゆかりの地訪問
2016年01月16日 10:15 共和国軍需工業の強化、発展に尽力
年明けの6日、朝鮮は米国をはじめとする敵対勢力の核威嚇に対する自衛的措置として、初の水爆実験を実施した。これに先立ち、昨年12月、金正恩第1書記は朝鮮の国防工業創設のゆかりの地である平川革命史跡地(平壌市平川区域)を訪れた。
「強大な核保有国」
朝鮮の軍需工業におけるシンボル的存在である平川革命史跡地。解放後の1945年10月、平川原(現在の平川区域)を訪れた金日成主席は同地を初の兵器工場の敷地として定めた。建国後の48年12月12日に再び平川を訪ねた主席は、労働者階級が製造した機関短銃の試射を行ったという。
平川革命史跡地にはもともと、機関短銃射撃場、機関短銃組立場などがあったが、このたび、革命事績館と地方の参観者のための宿舎が新たに建設されたのをはじめ大幅に改修された。朝鮮の軍需工業の歴史が始まった平川革命史跡地を先軍思想教育の拠点にしなければならないと、第1書記が改修を指示したという。
第1書記は、主席がこの地であげた「歴史の銃声」があったからこそ、今日の朝鮮は国の自主権と民族の尊厳をしっかりと守る自衛の核爆弾、水素爆弾の巨大な爆音を上げることのできる強大な核保有国になることができたと述べた。
平川革命史跡地での現地指導に対する報道から約1カ月後の今年1月6日、朝鮮は初の水爆実験を実施した。同日発朝鮮中央通信によると、第1書記は昨年12月15日、朝鮮労働党を代表して、初の水爆実験を行うことに関する命令を下し、今年1月3日、最終命令書にサインしたという。
平川革命史跡地を訪れた際、第1書記は、「全てが厳しかった解放後にわれわれの手で機関短銃を造り出したあの時のあの精神で闘うなら、わが祖国をどんな敵も手出しするのをはばかる強大な国にさらに強固に築くことができる」と述べ、「主席と総書記の労苦と心血が宿るわれわれの軍需工業の強化、発展に引き続き大きな力を入れなければならない」と強調した。