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高まる障がい者芸術に対する関心

2015年12月16日 15:54 共和国

「世界的な障がい者芸術集団に」

【平壌発=李永徳】朝鮮では障害者が生きがいを感じ、社会的役割を果たせるようにと、国家的な関心の下で1998年に発足した朝鮮障害者保護連盟中央委員会によって、障がい者の医療、教育、文化体育、労働活動への参加を保障する事業が行われている。その中で最近、障がい者芸術に対する社会的関心が非常に高まっている。

観衆の拍手喝采を受けた「白雪姫と7人の小人」

観衆の拍手喝采を受けた「白雪姫と7人の小人」

障がい者芸術のプログラムには音楽に合わせて指揮を振る指揮者の姿を見ながら聴覚障がい者が舞う踊り、視覚障がい者による楽器演奏と歌などがある。

朝鮮の障がい者は、幼い時から、聾・盲学校で芸術教育を受ける。

障がいをもつ子どもたちの課外指導教育に大きな関心を払っている朝鮮障害者芸術協会では、昨年度から平壌学生少年宮殿で彼らの生まれつきの才能と趣味を考慮して専門芸術教育を実施している。音楽大学卒業生など同協会の幹部がこの事業を担当している。

それだけでなく朝鮮では、聾・盲学校を卒業した後にも障がい者が朝鮮障害者芸術協会の関係者から学ぶことのできるシステムが整えられている。

障がい者芸術のレベルは年々高まっており、国内の障がい者デー(6月18日)と国際障害者デー(12月3日)に際して行われる芸術公演には多くの観衆が訪れている。

12月3日、金策工業総合大学の体育館で行われた今年の芸術公演には、朝鮮障害者保護連盟中央委員会委員長のカン・ハグク保健相をはじめとする関係部門の幹部ら、障がい者たちと家族、学生、そして駐朝欧州連合協力代表部をはじめとする国際機構代表部メンバー、諸外国外交代表部メンバー、祖国に滞在している海外同胞が参加した。

駐朝国際機構の代表たちも公演を観覧した

駐朝国際機構の代表たちも公演を観覧した

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