〈第1書記の活動 9月〉反帝・自主の立場で共闘
2015年10月06日 11:19 共和国被災地・羅先で住宅再建など指示
朝鮮労働党創立70周年を1カ月後に控えた9月、金正恩第1書記は、キューバと朝鮮の外交関係設定55周年に際して朝鮮を訪問したキューバ国家代表団と会見した。一方、被災地に直接訪れ復旧作業に対する指導も行った。
「キューバとの友好強化」
キューバ共産党政治局員で国家評議会第1副議長であるミゲル・ディアスカネル・ベルムデス閣僚評議会第1副議長を団長とするキューバ国家代表団と会見した金正恩第1書記は、朝鮮人民の親しい友人、同志であり、革命の戦友であるフィデル・カストロ・ルス同志とラウル・カストロ・ルス同志が朝鮮労働党創立70周年を1カ月後に控えた時期に国家代表団を朝鮮に派遣したのは、社会主義強盛国家建設のための闘いを繰り広げている朝鮮の軍隊と人民への大きな鼓舞になると述べた。
朝鮮とキューバの歴史的関係は深い。地理的には遠く離れているが、両国人民は反帝国主義と自主の先頭に立つという共通の立場から、強固な友好・協力関係を築いてきた。
キューバではフィデル・カストロ氏の指導の下、1959年に米国のかいらい政権であったバティスタ独裁政権を打倒し、革命の勝利を成し遂げた。翌60年に朝鮮とキューバは外交関係を結ぶ。その後キューバ共産党とキューバ政府は、国際舞台で朝鮮問題に深い関心を払い、祖国統一のための朝鮮人民の闘いを支持してきた。
第1書記はキューバ国家代表団のメンバーに、代表団の朝鮮訪問は新しい世代に朝鮮とキューバの友好の歴史と伝統を深く刻みつけ、両国の兄弟の友好・協力関係をさらに強化し、発展させるうえで重要な意義を持つと述べ、朝鮮とキューバの友好の不敗の生命力が双方の共同の努力によって今後、さらに力強く誇示されるものとの確信を表明した。
これに対しディアスカネル第1副議長は、キューバと朝鮮の友好・協力関係を絶えず強固にし、発展させるのはキューバの党と政府の確固不動の方針であると指摘した。
住宅建設、さらに拍車
第1書記は一方、深刻な水害が発生した羅先市を訪れ、復旧作業を現地指導した。
去る8月27日、第1書記は国防事業に関する問題が討議される朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議で、羅先市の被害復旧作業を重要議題として最初に討議するようにし、人民軍が羅先市の被害復旧を全面的に受け持って党創立記念日前までに完全に終えることに関する朝鮮人民軍最高司令官命令を下達した。人民軍は復旧作業を始めてからわずか10日間で、1300余世帯の住宅のブロック壁積み立てと床のコンクリート打設、内外装を終えるなど、大きな建設成果をあげた。また、数千世帯の浸水家屋の補修作業と羅先市の電力・逓信・鉄道網の臨時復旧も基本的に完了した。