南朝鮮への国連「北人権事務所」開設を非難/祖平統が声明発表
2015年06月25日 14:23 朝鮮半島23日、朝鮮の重なる警告と内外の強い反対があったにもかかわらず、南朝鮮・ソウルに国連「北人権事務所」が開設された。この問題に関して、祖国平和統一委員会(祖平統)は24日、声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
声明は、米国の操りの下に南朝鮮が強行した反北「人権」謀略機関設置騒動を、朝鮮の尊厳と体制に対する挑戦、北とあくまで対決するという露骨な宣戦布告として、断罪、糾弾した。
声明は、国連「北人権事務所」というものは、米国とその追随勢力が朝鮮を孤立・圧殺するために、ねつ造された資料を持って国連の名を盗用してつくり上げた不法な謀略機関であると指摘。南朝鮮の各階層が体制上の対決をあおり立てて北南関係を破綻させ、戦争を招く「北人権事務所」の設置に強く反対したことに加え、世界の数多くの国と西側メディアも国連の「北人権報告書」と「北人権決議案」「北人権事務所」というものが極度の偏見と不純な政治的意図から作り上げられたものであり、このようなものが国連の文書、国連機関になれないと強く反対、排撃してきたと強調した。
声明は、米国の反朝鮮「人権」謀略策動に便乗して「吸収統一」の野望を実現しようとしている朴槿恵一味の下心がさらに露わになった状況の下で、北南関係の前途はいっそう暗鬱になったと指摘した。
朝鮮外務省代弁人が談話
一方、朝鮮外務相のスポークスマンも23日、談話を発表し、国連「北人権事務所」の開設を糾弾した。
談話は、国連「北人権事務所」開設は、朝鮮に対する特大型政治的挑発行為であり、「人権擁護」の美名の下、朝鮮半島と地域の緊張を激化させ、対決を鼓吹する犯罪行為であると断罪した。
(朝鮮新報)