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米国務長官の妄言を糾弾/朝鮮外務省代弁人

2015年05月21日 10:09 共和国

朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省の代弁人は、米国務長官が南朝鮮を訪問した際に、朝鮮について妄言を繰り返したことと関連して20日、談話を発表した。

18日、米国務長官ケリーは南朝鮮を訪問して、われわれが核兵器と弾道ミサイルを引き続き追求しながら脅威を増大させている、われわれに対する国際的圧力を増大させて行動を変化させることが必要である、サイバー攻撃を行う国家に対しては国際社会が共同対応すべきであるなどとわれわれを悪らつに謗り、あらゆる悪態を並べ立てた。

はては、ケリーはわれわれの最高首脳部にまで言い掛かりをつけて共和国のイメージに泥を塗り、すでに破たんしたわれわれに対する「人権」圧力騒動を正当化しようと試みた。

スポークスマンは、ケリーの妄言は朝米関係をこんにちのような最悪の状態に追い込んだ責任からなんとしても逃れようとする米国の断末魔のあがきとして事実上、オバマ行政府の対朝鮮政策の総破たんを自認する敗北者のたわごとにすぎないと強調した。

談話は、米国は自国の時代錯誤の対朝鮮圧殺策動によっていわゆる対話や核問題自体についてうんぬんする資格をすでに喪失したとし、次のように指摘した。

われわれはこれまで、朝鮮半島の非核化を実現するための機会を数回も与えたが、米国は根深い対朝鮮敵視政策をあくまで捨てず、それらすべての機会を全部駄目にしてしまった。

今年の1月には、米国がわが共和国を狙った挑発的な合同軍事演習を臨時中止すればわれわれも核実験を臨時中止することができるという用意を示したが、米国はこれを拒否して核問題解決の最後の機会まで逃がしてしまった。

米国がわれわれに対する拒否感と敵視政策を放棄することなしに、朝米関係においていかなる進展もあり得ない。

対決と緊張激化の悪循環が持続している現在の流れを変えるには、米国がわれわれに対する観点から根本的に直さなければならない。

オバマ行政府は朝鮮半島の非核化を台無しにし、朝鮮半島の情勢を系統的に激化させた張本人であるという「遺産」を残して舞台から消えるようになるであろう。

米国がわれわれを刺激するほどわれわれも米国をより痛切に刺激することができるということを忘れてはいけない。

(朝鮮新報)

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