〈特集・ウリハッキョの今〉名古屋初級/インタビュー・崔純士さん


民族教育受け「朝鮮人」になれた

子どもの頃は自分が朝鮮人だとは知らず、日本学校に入るものだと思っていた。入学式当日にアボジが「面白い場所に連れて行ってやる」といった場所が愛知第4初級。みんな「変な言葉」を使っていて、ずっと「帰りたい」と泣きわめいていた。

学校はボロボロの木造立てで、雨が降ったら必ず雨漏り。トイレはボットン便所しかなく、通学バス2台が運動場に駐車していれば遊ぶスペースなんてない。でも友達や先輩、後輩たちと兄弟のように過ごした時間が何よりもの宝物だった。

***************************************

※この続きはログインすれば閲覧できるようになります。

会員の方は、右か下にある「ログイン」項目にてログインしてください。

会員登録ご希望の方は、画面右上にある「会員登録」をクリックしてください。

ログインフォームへ