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大阪で同胞体育人新春の集い/体協創立70周年を飛躍の年に

2015年02月09日 11:07 スポーツ
約160人の参加のもとで行われた大阪同胞体育人新春の集い

約150人の参加のもとで行われた大阪同胞体育人新春の集い

「2015大阪同胞体育人新春の集い」が7日、大阪市内の飲食店で行われた。総聯大阪府本部の夫永旭委員長、在日本朝鮮人体育連合会(体連)の李清敬副会長兼理事長、在日本朝鮮人大阪府体育協会(大阪体協)の康浩奉会長をはじめ大阪体協に所属する競技別協会と体育団、地域のスポーツサークルなどから代表ら約150人が参加した。

新春の集いでは来賓が紹介され、体連の李清敬副会長があいさつした。

李副会長は青少年選手の育成や地域のクラブ活動など幅広い体育活動に尽力している府内の体育人たちに敬意を表し、2020年の東京オリンピックに一人でも多くの大阪出身の選手が朝鮮代表として出場できるよう体連と大阪体協が連携を強化していこうと呼びかけた。

大阪体協の常任理事や顧問たちが紹介され、康浩奉会長があいさつした。

大阪体協の康浩奉会長(左)と「功勲体育人称号」を授賞した体連の李学宰副会長

大阪体協の康浩奉会長(左)と「功勲体育人称号」を授賞した体連の李学宰副会長

康会長は、今年で創立70周年を迎える大阪体協は昨年の定期総会で新しい常任理事、理事たちを選出し、競技別協会の活動や学校体育事業、東京五輪に向けた選手の発掘、育成活動をさらに強化する体系作りがなされたと報告した。

また南朝鮮・仁川で行われたアジア競技大会(昨年9~10月)に出場したサッカー、空手の朝鮮代表に5人の大阪朝高出身選手が選出され、6年連続9度目の「全国大会」出場を果たした大阪朝高ラグビー部がベスト8に、在日朝鮮初級学校中央サッカー大会で大阪第4初級、城北初級、生野初級が1、2、3位に輝くなど、個人や団体の活躍について言及。

種目別協会や体育団の活動も同胞社会の活性化の一助になったと述べ、今後も力を合わせて大阪の体育事業を発展させ同胞社会を盛り上げていこうと力強く語った。

つづいて体連第22回定期大会で「功勲体育人称号」、「体育名手称号」をそれぞれ授賞した体連の李学宰副会長(朝鮮ボクシング協会副委員長)、オモニバスケットボールチーム「オンマーズ」の宋雅子主将に記念品が贈られ、大阪囲碁協会の慎鏞進副理事長が大阪体協の年間最優秀選手賞に選ばれた。

体連の李学宰副会長はこれまで各地の朝高ボクシング部の強化にあたってきた教員たちの努力があったからこそ授賞できたとしながら、朝鮮代表に同胞ボクシング選手を輩出できるように尽力していきたいと語った。

大阪囲碁協会の慎鏞進副理事長は、府内の朝鮮学校に働きかけながら青少年や女性など次世代を担う人材を輩出していきたいと語った。

総聯大阪府本部の夫永旭委員長の祝杯のあいさつで始まった祝賀宴では、各団体が自らの活動や抱負を語り、用意されたゲームで賑わいを見せた。大阪朝鮮歌舞団の公演が披露されると参加者たちも歌や踊りに興じ、民謡に合わせて「統一列車」を作るなど大いに盛り上がった。

この日、大阪体協の情報冊子「オーチェ(O-CHe)」の第2号が発行され参加者たちに配られた。

(李永徳)

 

 

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