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〈除外から5年〉「無償化」問題の現在地(上)

2015年01月28日 09:31 権利 民族教育

先延ばしの末に省令改悪

「すべての意志ある若者が安心して勉学に打ち込める社会をつくるために、家庭の教育費負担を軽減」するという趣旨のもと、2010年4月より施行された「高校無償化」制度。各種学校である外国人学校に通う生徒にも就学支援金を支給するとした画期的なもので、実現すれば、朝鮮学校の生徒に対するはじめての国庫補助となるはずであった。しかしながら朝鮮学校高級部生徒への同制度の適用はスタート時から見送られ、2年前には適用対象から完全に除外されてしまった。「自分たちの代で『無償化』適用を実現させられずに申し訳ない」と涙する卒業生をこれ以上増やしてはならない―排除から5年目の春を前に、「無償化」問題の現在地を確認したい。

文科省前で朝鮮学校への「無償化」適用を求める同胞たち(昨年12月)

文科省前で朝鮮学校への「無償化」適用を求める同胞たち(昨年12月)

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