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〈Strangers In Pyongyang 15〉朝鮮の理系エリート男子生徒との握手/北岡裕

2014年11月10日 10:04 文化・歴史

答えが一つしかないからです!

万寿台ではよく朝鮮の子どもたちの一行と出会う。「外国人と会っても騒がないように」と事前に言われているのだろう。前を向いてまっすぐ整列しているが、やっぱり何人かの生徒は私たち外国人観光客に興味津々の様子を隠しきれない。
すばしっこそうな男子生徒と目が合った。隣の友達をつつきながら、何かしゃべっている。少し距離があって聞こえないが「外国人だぁ!」とでも言っているに違いない。その横の女子生徒は、こちらを少し厳しい視線で見つつ、その男子生徒にも厳しい口調で何か言っている。「ちょっと男子! 静かにしなよ!」とでも言っているのだろう。私が手を振ると、男子生徒は周りの数名と大喜びで手を振り返す。女子生徒も厳しい表情を少し崩し、しょうがないなぁという顔で小さく、かわいく手を振り返してくれた。それにしても、いつ見ても朝鮮の子どもたちの整列はピシッとそろっている。

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