金剛山歌劇団創団40周年記念公演/21日(東京)から巡回スタート
2014年05月16日 09:35 文化・歴史今年で創団40周年を迎える金剛山歌劇団の巡回公演が、21日の東京公演を皮切りにスタートする。

群舞「大河」
今年のタイトルは「ひとつの山河」。咸鏡道にちなんだ独唱と舞踊「朝鮮八景歌」からはじまり、群舞「モランボンの春」(平安道)、群舞「鳳山タルチュム」(黄海道)、伽耶琴独奏「オンヘヤ」(慶尚道)、混声重舞「トルハルバンと海女たち」(済州島)など、作品を通じて朝鮮の八道江山にあふれる美しい景勝地を歌と楽器演奏、舞踊でたどるアンサンブル公演。朝鮮の燦爛たる文化遺産、悠久の歴史の世界を存分に味わえる、朝鮮半島遊覧の旅へと歓喜を誘うことになる。高音チョッテ独唱と舞踊のコラボレーションや、同歌劇団おなじみの作品なども披露される。各名勝の特徴が音楽、踊り、衣装にって再現されているのも見どころの一つ。
朝鮮半島は一つの民族であり、いつかまた自由に行き来したいという、統一への願いがテーマとなった同アンサンブル公演。
同歌劇団司会者の金明姫さんは今回の公演を通じて、「同胞たちが、自国の文化の素晴らしさをあらためて味わえるような舞台を届けるとともに、芸術を通じて朝・日友好、統一への働きかけができるよう、さらに磨きをかけていきたい」と意気込みを語った。
(文・尹梨奈、写真・李哲史)
東京公演
- 新宿文化センター大ホール(開場17時30分、開演18時30分)
- 問い合わせ=事務局(03-5980-8911)