〈教室で〉 埼玉朝鮮初中級学校 崔成学教員
2014年02月11日 09:55 民族教育好きになって、民族の音色
初1から中3まで
埼玉朝鮮初中級学校で、初級部1年生から中級部3年生まで、全校児童・生徒たちの音楽の授業を受け持っている崔成学教員(29)。
4年生の音楽の授業で、子どもたちは崔教員が奏でるピアノのメロディーに合わせて、口を大きく開き、澄んだ歌声を響かせていた。
この日の授業のテーマは、「チャンダン(長短)に乗って」。
崔教員は、朝鮮の伝統的なリズムであるチャンダンを響かせ、子どもたちの興味を引きつけた。アンタンチャンダン、パンクッコリチャンダン、チャジュントンドックンチャンダン…。顔の表情、声のトーン、視線、呼吸、肩、腕、手首、指先、膝に至るまで、崔教員はまるで音楽が体に乗り移ったかのように、全身を使って子どもたちに朝鮮のチャンダンを伝えた。