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〈2013年度東日本教研〉授業のユニバーサルデザイン化

2014年02月14日 13:43 民族教育

東京第3初級の取り組み

絵カードを使った授業について話す金寿学教員

絵カードを使った授業について話す金寿学教員

東京朝鮮第3初級学校では、2013年度全校あげて「誰もがわかりやすい授業作り―授業のUD(ユニバーサルデザイン)化」についての研究が行われた。

金寿学教務主任の話によると、同校には特別支援を必要とする児童が在籍している。これまで同校では、教員が児童の自立を促すため独自のカリキュラムを立て、週8時間の「特別学習」を行ってきたが、現在日本の教育現場で、障害のある子もない子も同じ学校で共に学ぶインクルーシブ教育が注目される中、今年度からは同校でも特別支援が必要な子どもも普通学級に軸足を置いて、必要に応じて補助を付け、共に学べるよう工夫したと言う。

東京教研では、金明玉教員が国語、夫秀浩教員が理科、金寿学教員が社会の授業作りについて発表した。これらすべての授業に共通するのは、「焦点化」「視覚化」「共有化」というキーワードである。「焦点化」は、内容の中心を単純、明確に示すこと、「視覚化」は、イラスト・写真・動作などを使って、視覚に訴えること、「共有化」は、自分の考えを他人に伝え、理解と思考を深めることを指している。

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