〈朝鮮歴史人物〉国の名誉を守り命を捧げた朴堤上(5)
2014年01月30日 09:00 歴史「わが王弟様には、とうに出発されました」
この知らせを聞いてびっくりした倭王は、急いで兵を海に送り出す一方、朴堤上を捕えて王自らが直接、取り調べを始めた。
「お前はなぜ、美海をこっそり送り出したのだ?」
「私は新羅の臣下であり、倭国の臣下ではない。私は、わが国王の志を成就しようとしているだけであるので、わざわざそれ以上聞くのはやめよ」
倭王は、怒りがかっとこみ上げた。
「お前は、すでに余の臣下になったではないか?」