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埼玉初中でICT特別授業、生徒の可能性広げる45分

2014年01月20日 15:01 民族教育

先生は朝大生、青商会が後押し

埼玉朝鮮初中級学校で18日、「ICT(情報通信技術)特別授業」が行われた。同校では埼玉県青商会の協力のもと、民族教育発展のためのICT化を進め、2013年度から一部授業に取り入れている。県青商会では、同校にタブレットPC「iPad」を提供し、校内のネットワーク環境を整備。また昨年12月に朝鮮大学校で開催された「コリアン学生学術文化フェスティバル」に、朝鮮学校の教科指導におけるICT活用に関する論文を委託し、8編が発表された。この日の特別授業では、委託論文分科で高い評価を得て論文賞と奨励賞に輝いた教育学部3年制教育学科の金柔純さん(3年)と理工学部の劉京美さん(4年)が教壇に立ち、論文内容を実践した。県青商会メンバーら20人以上が参観に訪れた。

「予想外」の手ごたえ

グループ別に先進国のCO2排出量をグラフ化した初級部6年生(写真中央が金柔純さん)

グループ別に先進国のCO2排出量をグラフ化した初級部6年生(写真中央が金柔純さん)

初級部高学年算数でのグラフ授業をICT化することで、授業の幅を広げ、子どもたちに算数の必要性を効果的に認識させるという論文をもとに授業を行った金柔純さんは、6年生を受け持った。

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