東京第9初級の沿革をパネルで/「サランの会」の取り組み
2013年12月09日 14:50 民族教育バザーで初公開
東京朝鮮第9初級学校を支援する「阿佐ヶ谷朝鮮学校サランの会」が、同校の沿革をまとめる活動を行っている。これまで、1世を含めた学校にゆかりある同胞関係者11人にインタビューし、草創期の写真や同校がどのように守られ発展してきたのかなどの証言を、約1年かけて20枚のパネルに整理した。
パネルは10月27日に同校で行われたバザーで初公開。今後も学校の行事ごとに展示する予定で、2016年の同校創立70周年に向け、小冊子にする計画もある。取材活動は、今後も継続されるという。
きっかけは、毎月行われる「サランの会」定例会。代表の長谷川和男さん(66)が、朝鮮学校の発足当時の記録を残すことが必要だと提案し、意見交換がなされた。すでに朝鮮学校を紹介するパネル展示を行っていた「チマ・チョゴリ友の会」(東京・府中市を拠点に活動する支援団体)の活動を参考に、昨年5月に作成作業をスタートさせた。