茨城初中高・高級部「保健」の取り組み
2013年11月08日 14:44 民族教育思春期の心と体に向き合う
茨城朝鮮初中高級学校(茨城県水戸市)では、全国の朝鮮高級学校に先駆けて30年ほど前から高級部生徒らを対象に、専門講師による体系的な保健授業(性教育)を行っている。体育教員の李英福さん(42)は、保健授業のねらいを「科学」「人権」「自立」「共生」教育ととらえ、総合的な授業づくりに力を入れている。「とりわけ性教育では、男女の『性』の違いと役割、『生きる』こと、それらが『政治』と深く関わっていることを学んでいきたい」と語る。授業は、李教員と、同校出身で看護師の李英子さん(51)のダブルティーチング。年間7~8回の授業が学年ごとに行われている。