公式アカウント

〈国体・ボクシング〉東京朝高、朝大ボクシング部が運営務める/地元開催の「国体」に貢献

2013年10月09日 17:08 スポーツ
東京朝高ボクシング員たちは、会場設営や会場の後片付けに奔走した。

東京朝高ボクシング員たちは、会場設営や会場の後片付けに奔走した。

今回の「国体」ボクシング競技(10月4日~8日)の舞台裏では、東京朝高や朝大ボクシング部の選手たちをはじめ、東京の高校、大学のボクシング部員たちが、地元開催の「全国大会」でハツラツと役割を果たしていた。

東京朝高ボクシング部は大会期間、泊り込みで朝早くから会場を設営した。試合が終わり選手たちが帰った後には、夜遅くまで会場の後片付けに奔走した。

東京朝高の趙健吾選手(2年)は、運営に携わるに当たって、「指示も受けるが自主的に行動し、緊張感を持って臨んだ」と語った。そして、大阪朝高の先輩ボクサーの試合を見て、「同胞たちが多く駆けつけ期待がかかる大会で、自分の持てる力を発揮できたことがすごかった」としながら、「東京都の代表として選ばれるためには、さらなる実力の向上が必要だ。乗り越えなくちゃいけない壁は高いが、いつか東京朝高の選手として『全国大会』に出場したい」と語った

一方、朝大ボクシング部の選手たちは、試合前の選手たちの検診や計量に始まり、試合中のゴングやタイマーを任された。

朝大の宋英俊選手(経営学部、3年)は、試合に直接かかわる仕事でひとつのミスも許されないので、責任感を持ち集中力を保ち続けたと語った。また決勝戦では、リングサイドで李健太選手の優勝の瞬間を目の当たりにし、「大阪朝高の後輩の偉業に感動した」としながら、東京や大阪の同胞たちが李選手に声援を送っていた姿を見て、「自分が高級部生の時も多くの同胞たちが自分の名前を叫んで、必死に応援してくれてた。そのおかげで最後まで諦めずにがんばれた。同胞社会の温かさや愛という後押しがなければ、健太も快挙もなかったかもしれない」と語った。

そんな中、「正直、選手たちが『全国』の舞台で戦う姿を見てうらやましかったし、体もウズウズした」と本音を漏らす一面も。

「同胞たちの支えがなければ今の自分もいないし、今の大阪朝高ボクシング部もないと思う。常に同胞社会に対する感謝の気持ちを持ちながら、来年は自分が『国体』に出場し、(朝大ボクシング部主将の)泰秀先輩を越える結果を残したい。そして、新主将として誰にも負けないくらい強くなり、尊敬する先輩のように自分の姿で後輩たちを引っ張っていきたい」(宋選手)。

 (李永徳)

Facebook にシェア
LINEで送る