朝大、愛知朝高ラグビー部の決意/「同胞たちに力と希望を与える存在に」
2013年09月10日 11:48 スポーツ
祝賀パーティーで抱負を語る朝鮮大学校ラグビー部の鄭潤哲主将
朝鮮大学校ラグビー部は、創部45周年を迎えた今年、「3部全勝、2部昇格」という目標を掲げた。鄭潤哲主将は、チームが始動した4月にチームミーティングを行い、部員たちに「なんのためにラグビーをするのか」という問いを投げかけた。
部員たちは、これまで朝大ラグビー部を支えてきてくれたOBたちへの感謝の気持ちを忘れずに、彼らに恩返しをしていこうと話し合った。そして、全国各地の同胞や学生ラガーマンたちに希望と力を与える存在になろうと、固く決心した。
鄭主将は、「リーグ戦までの残り1ヵ月、死に物狂いで練習に励み、必ず目標を達成してみせる」としながら、「朝大ラグビー部が、在日ラグビー界を盛り上げる牽引力としての役割を果たしたい」と力強く語った。

愛知朝高ラグビー部の厳晟実主将
一方、創部40周年という節目を迎えたのが、愛知朝高ラグビー部。現在、7人の部員で構成される同部は、日ごろ、近隣の高校との合同チームで試合に臨んでいる。
そんな中、愛知朝高の厳晟実主将は、今回の「在日Korean Rugby フェスティバル」(8月31日、愛知)で同じ朝高の仲間の胸を借りて、試合をできた喜びをかみ締めていた。厳主将は、大阪朝高との練習や試合の過程で、技術的な面だけでなく、精神的な面でも多くの刺激を受け、モチベーションにつながったと話す。
「OBたちのサポートに応えられるように、主将として全力でラグビー部を引っ張っていきたい。ゆくゆくは、愛知朝高のプレーヤ-だけで大阪朝高に勝てるよう、部員数を増やすために活動していきたい」。(厳主将)
(李永徳)
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