「アリラン」公演、7月22日開幕
2013年06月04日 10:41 共和国戦勝60周年際し、「より盛大に」
【平壌発=姜イルク】大マスゲームと芸術公演「アリラン」国家準備委員会(委員長=朴奉珠総理)によると、2013年版「アリラン」公演が、7月22日から9月9日までメーデースタジアムで盛大に行われる。同スタジアム周辺や凱旋広場、普通江のほとりなど平壌市内各所では、すでに練習に汗を流す市民や学生たちの姿を見かける。
今年2月11日、朝鮮労働党中央委員会政治局会議では決定書「朝鮮民主主義人民共和国創建65周年と祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利60周年を勝利者の大祭典として迎えることについて」が採択された。決定書では、7月27日の戦勝60周年と9月9日の建国65周年に際して多彩な行事を盛大に意義深く行うと指摘。戦勝記念日を契機に、朝鮮人民軍閲兵式、平壌市民パレードとともに「アリラン」公演、参戦老兵との軍民交歓会、祝賀公演、祝砲夜会などを催すことが発表された。
2013年版「アリラン」公演の総演出を手がけるピバダ歌劇団の金睦竜総長(64)は、米国などの対朝鮮敵視政策により朝鮮半島を取り巻く環境が過去になく厳しい中でも、延べ10万人が出演する大規模公演の準備は予定通り進められているとしながら、戦勝60周年に際して行われる今公演は、より盛大に開催されることになると強調した。
「アリラン」公演の練習はすでに4月から各工場、企業所、学校別に行われているが、6月20日からはメーデースタジアムで本格的に開始されるという。
金総長は、インタビューの中で在日同胞のことに触れ、同胞社会を取り巻く昨今の厳しい状況に祖国の人民はともに胸を痛め憤慨していると気持ちを寄せた。また「アリラン」公演期間中に多くの同胞たちが祖国を訪問し、自分の目で祖国の明るい現実を見ることで同胞社会の未来も明るいということを感じてくれればと話した。
一方で、金総長は「アリラン」公演ツアーの誘致事業が現在行われているとしながら、平壌市内中のホテルの空き室がなくなるほど、外国から多くの旅行者が来ることが予想されると笑顔を見せた。
(朝鮮新報)