「朝鮮と積極的な経済貿易交流を」
2013年05月28日 10:39 共和国第16回平壌春季国際商品展覧会
米国とその追従勢力による経済制裁､封鎖策動が続く中、平壌で毎年行われている第16回平壌春季国際商品展覧会(13～16日､3大革命展示館)には、朝鮮をはじめドイツ､マレーシア､モンゴル､スイス､シンガポール､オーストラリア､イタリア､インドネシア､ポーランド､中国､台湾の140余りの会社と駐朝大使館が参加し盛況を呈した｡展示ブースを出した企業は､朝鮮との積極的な経済貿易交流を希望していた｡
｢橋渡しの役割をしたい｣
シンガポールに本部を置いているインター･コンサルティング有限会社は､他国との経済貿易及び商業的連係を結ぶ諮問サービス会社で、平壌商品展覧会に初めて参加した。
インター･コンサルティング有限会社のニニフトゥン社長
同社は建設､農業､水産をはじめ､あらゆる部門にわたって外国の会社や企業との中継貿易取引活動を行っている。1年間の総取引額は数億＄に達するという｡
今回､諮問サービス会社として、経済強国を目指す朝鮮の経済・貿易機関と外国企業間の多角的な協力事業を進める目的でやってきた｡
ニニフトゥン社長(38)は､｢朝鮮は経済発展の潜在力が大きな国である｡朝鮮の対外経済貿易交流と協力に貢献して親善と絆を結ぶ橋渡しの役割を果たしたい｣と話した｡
ニニフトゥン社長は､外部での悪宣伝とは異なる平壌商品展覧会の成果的な開催と運営に驚きを示しながら、今回、朝鮮の多くの会社の対外貿易活動状況に対する認識を深めたことに基づき、対外市場と販路の開拓など多くの面で自社が最善を尽くすと述べ､今後も同展覧会に引き続き参加する意向を示した｡
高品質ヤシの実油生産販売
平壌･リージョナルリソーシーズ油合弁会社はヤシの実油を出品し､とくに家庭の主婦と料理業界関係者の注目を集めた｡
この会社は朝鮮三池淵貿易会社とマレーシアMPリージョナルリソーシーズ株式会社の間の協約によって2008年3月に創設された｡
平壌・リージョナルリソーシーズ油合弁会社が生産したヤシの実油
同社は不動産とパーム栽培及び加工輸出に携わっており、マレーシア国内で指おりの5つの企業の中の一つ。国際的信用度も高く､世界150余カ国と連係を結んでいる｡
平壌･リージョナルリソーシーズ油合弁会社は創設後､南浦市臥牛島地区に3千トン級食用油貯蔵タンク2つを建設し､港から工場までの間の送油管を敷設し､濾過精製及び包装設備納入と設置を終えた｡
2012年5月に操業した工場で生産したヤシの実油は、船興食料工場をはじめとする国内の多くの食料工場と普通江百貨店､平壌第1百貨店を拠点に市民たちに向け販売されている｡
ホン･ミョンヒ社長(57)によると、大豆油に比べて1トン当たり200～220＄も低価格で、臭みがないこと、健康効果が期待できることから市民たちに人気だという｡
ホン･ミョンヒ社長は､操業後約1年間でヤシの実油に対する需要がますます増えており､近い将来､貯蔵能力を現在の2倍に拡大し､各道にヤシの実油の販売拠点を設けるなどして全国の人民にヤシの実油を提供していきたいという｡
【平壌支局】
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