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米国の「対話提議」を非難/朝鮮外務省代弁人談話

2013年04月18日 16:46 朝鮮半島

朝鮮外務省スポークスマンは16日、米国の当局者らが朝鮮との対話を提議していることと関連して談話を発表し、「まるで軍事行動を自制し、対話を願うかのように振舞って、情勢を戦争の瀬戸際まで追いやった責任から逃れようとする狡猾な術策に過ぎない」として米国側を非難した。談話の詳細は次のとおり。

朝鮮を力で圧殺しようとする敵視政策に従って緊張激化の悪循環を助長させ、朝鮮半島情勢を最悪の状態に追い込んだ張本人は米国である。

今回の緊張激化の発端は、米国が朝鮮の平和的な衛星打ち上げの権利を乱暴に侵害したことにある。

米国が白昼強盗さながらの国連安保理制裁決議を連続して作り上げたのに続き、侵略的な核戦争演習を繰り広げたために、われわれはやむを得ず自衛的な軍事的対応措置を取るという正当防衛の立場を明らかにしただけである。

アジア太平洋地域で朝鮮を第一の攻撃目標にしている米国は、今回、自分らのすべての核打撃手段を作戦配備しただけでなく、朝鮮に史上最大の物理的な核打撃脅威を加えた。

米国は、自分らの3大戦略核打撃手段の一つである戦略原子力潜水艦を朝鮮半島の海域に、さらには戦略爆撃機を朝鮮半島の上空に出撃させて核爆撃訓練を強行した。3番目の戦略核打撃手段である大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射は延期したというが、それも5月には発射する計画である。

今も米国は、朝鮮を狙った核戦争演習を引き続き繰り広げ、原子力空母を朝鮮半島の作戦海域に機動させている。

このような状況で、われわれの核抑止力をなくすための対話について云々することこそ、世界の世論をまどわそうとする欺まんの極致である。

とくに、朝鮮が先に非核化の意志を示してこそ対話を行うという米国の論理は、わが朝鮮労働党の路線と朝鮮の法をあえて無視しようとするごう慢無礼きわまりない敵対行為である。

われわれは、対話に反対しないが、核のこん棒を振り回す米国との屈辱的な交渉のテーブルに対座することはできない。

米国が、対朝鮮敵視政策と核威嚇・恐喝を放棄しない限り、真の対話はわれわれが米国の核戦争脅威を防ぐことのできる核抑止力を十分に備えた段階になってこそ可能である。

米国が核戦争演習をやめ、侵略的な武装装備をすべて撤収しない限り、われわれは自衛的な軍事的対応の度合いを引き続き高めるであろう。

(朝鮮新報)

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