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同胞たちに広がる笑顔/福岡など各地で入園入学式

2013年04月09日 11:34 民族教育

日本各地の朝鮮学校で、2013年度入園入学式が1~8日までの間に一斉に行われた。新品の制服に身を包んだ新入園児、新入生たちの晴れやかな姿に、同胞たちの笑顔が広がった。

九州青商会メンバーらと記念撮影を行う新入園児、新入生たち

4年連続で生徒増加/福岡初級

福岡朝鮮初級学校では6日、同校の体育館で入園入学式が行われた。

式には生徒、教員、保護者、同胞、各団体関係者ら140余人が参加し、主人公たちを祝った。

生徒、園児数が減少傾向にあった福岡初級では、近年、学校が主体となり地域の各団体とコミットしながら地道な児童、生徒、園児受け入れ活動を活発に展開してきた。その結果、4年連続で生徒数が増加している。昨年度には、「愛国愛族学校」称号も授与された。

付属幼稚班は、今年で創立50周年を迎え、10月には盛大な記念行事も予定されている。

こうした流れの中で行われた今年の入学式は、参加者たちの喜びがいっそう満ち溢れるものとなった。

たくさんの祝福の中で、入園入学式を迎えた新入園児、新入生たち

式では、祖国の姉妹校から送られてきた祝電が読み上げられたほか、新入園児、新入生たちへの記念品贈呈、新入生代表による決意発表などがあった。

同校の趙星来校長があいさつを行った。趙校長は、新入生と保護者に向け祝いのスピーチをしながら、学校の発展に尽力してくれた地域同胞らに謝意を表した。

さらに、福岡地域で幼稚班教育が50年間にわたり行われてきた意義について強調。「半世紀が過ぎても、子どもたちに対する愛情と責任は変わらない。総聯と同胞社会、民族教育の持つ力を信じて共に学校を発展させていきたい」と決意を述べた。

式ではまた、同校のアボジ会とオモニ会、女性同盟福岡支部、朝青福岡支部、九州青商会、朝銀西信用組合の代表らが新入園児、新入生たちにプレゼントを贈呈した。

この日、入園入学式の雰囲気をいっそう盛り上げたのは、6年生たちが独自で準備した寸劇だ。あいさつや掃除など学校生活において守るべきルールをわかり易くユーモラスに紹介。会場の笑いを誘った。

今年度から同校の保護者となった朴哲柱さん(39)は、「同胞や保護者たちの愛情が溢れるすばらしい入学式だった。6年生が流暢な朝鮮語で話す姿を見ながら、先代の魂が今日までしっかりと受け継がれていることを再確認した。息子もここでたくさんのことを学んで、しっかりとした朝鮮人になってくれれば。自分も学校を守るために出来ることは何でもしたい」と語った。

(周未來)

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