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「軍事衝突回避し、対話を」/南の野党が一斉に談話

2013年03月13日 16:46 朝鮮半島

米・南合同軍事演習「キー・リゾルブ」が始まった11日、南朝鮮の野党は一斉に談話を発表。朝鮮半島での軍事的衝突を回避するための北南間の対話を促した。

民主統合党の鄭成湖・首席スポークスマンは、「交渉を通じた外交的な解決を目指して努力しなければならない」としながら、停戦協定60周年を迎える今年、「危機はチャンス」という言葉を実践すれば、朝鮮半島での武力衝突危機が、むしろ大統領の公約である「韓半島平和プロセス」を稼働させる適期にもなり得るということも念頭に置くべきだと提言した。

韓大連の記者会見のようす(10日、連合ニュース)

進歩正義党の李貞味・スポークスマンは、「今日から始まる連合訓練は、戦争状況を仮定した大規模軍事訓練である」と指摘し、軍事訓練を即刻中断しなければならないと主張した。

統合進歩党の李正姫代表は、「戦争を防げるのは対話だけだ」とし、「朴槿恵大統領がすぐに、北に特使を送らなければならない。米国のオバマ大統領も、一日も早く北に特使を送るべきだ」と強調した。

大学生も記者会見

南の「韓国大学生連合」(韓大連)は10日、ソウル・光化門前で記者会見を行った。参加者たちは、「米国は11日から始まる『キー・リゾルブ』合同軍事演習を即刻中断し、北・米直接対話を通じて問題を解決せよ」と主張した。

また、「北は連合訓練が始まれば停戦協定と南北不可侵合意はすべて無効であると警告した」とし、朝鮮半島は「すでに準戦時状態である」と強調した。

一方で参加者たちは、「北に対する米国の経済的封鎖と軍事的圧迫はすでに失敗し、もたらされた結果は戦争のみであった」と指摘した。

 (朝鮮新報)

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