東京朝鮮中高級学校第6回美術部展
2013年02月20日 11:41 文化東京芸術劇場で開催
東京朝鮮中高級学校第6回美術部展(主催=東京朝鮮中高級学校美術部)が2月10~13日まで東京芸術劇場地下1階アトリエイーストで行われた。
会場には、美術部メンバー20人の全56作品が展示され、多くの在日同胞、日本市民が足を運んだ。
展示会では、生徒たち自らが携帯でムービーを撮りながら音を加工して流すパフォーマンスや、赤青緑の3つのボールの内2つのボールを観客に選んでもらい、メンタリズムで当てるというパフォーマンス、 音楽に合わせて絵を描くパフォーマンスなど大いに盛り上がった。
ある日本人観客は、「ユニークな作品が多くておもしろかった」との感想を述べた。
また、神戸から来た在日朝鮮学生美術展中央審査委員会の朴一南委員長は、「中高美術部が主催の展示会は、生徒たちが主導的に動き美術授業の経験になるとてもいい場だ。朝鮮学校の生徒たちは、社会的な問題から入り、多様で奥深い表現をしている作品が多いと思う。朝鮮学校ならではの味が出ていてとてもいい」と話した。
東京朝高美術部部長の朴秀太さんは、「美術部メンバーそれぞれの個性が生かされた作品が多く、展示会は大成功。美術部は年に3回、決まったコンクールに出場している。それに向けて今年も幅広く色んな作品にチャレンジしていきたい。また、これからも僕らが中心となって取り組んでいきたい。個人的には、賞をもらえるようにがんばりたい」と話した。
(金秀卿)