神奈川県の補助金計上見送りで朝鮮学園が会見
2013年02月15日 13:23 民族教育「知事の矛盾」を非難
朝鮮が12日に核実験を行ったことを受け、神奈川県の黒岩祐治知事は13日の定例会見で、県内の朝鮮学校5校に対して交付してきた補助金(約6,300万円)の平成25年度当初予算案計上を見送る方針を明らかにした。これに関連し、神奈川朝鮮学園側は14日、神奈川朝鮮中高級学校で記者会見を行った。
初めての見送り
会見では、神奈川朝鮮学園の声明を、同学園の禹載星理事長が読み上げた。
声明は、県と朝鮮学園の間で長年にわたり築かれてきた信頼関係と県民の理解、支持のもとに、これまで朝鮮学校に補助金が支給されてきた事実に触れ、知事の判断は「国際規約に反するばかりか、(政治問題と教育を切り離し、補助金支給を継続してきた)知事の自己否定につながる矛盾に満ちたもの」と話した。