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平壌体験ルポ、学法に掲載/“新鮮な出会いに感動”

2013年01月26日 11:08 文化・歴史

「南北コリアと日本のともだち展」のボランティアスタッフとして、昨年8月、はじめて訪朝した真弓明久さん(國學院大學神道文化学部1年、旧姓・富澤)が、同大学報に体験ルポを寄稿した(写真)。

記事には、平壌で日本と朝鮮の小学生がペアになって行われた「ともだち」をテーマにした絵画制作の様子や、平壌外国語大学日本語学科の学生との触れあいについて書かれている。

「国交がないため彼らのなかに日本人と会話をした経験のある人は誰もいない。最初はどのような会話がなされるのか不安だった。しかし話してみると、休日の過ごし方や好きなスポーツの話題を中心に話がはずみ、国交が回復したら日本に行ってみたいという学生や国交正常化に向けて力になりたいという強い志を持った学生もいた。そのような意見を同世代から直接聞けたことは私にとって新鮮であった」

そして、訪朝を通して「北朝鮮という国に対する価値観やイメージが大きく変わった」と述べ、「そこに住む国民は、人情味があって、温かく、家族を大切に思う姿がとても印象的だった。もちろんこの国のすべてを見たわけではないが、他人を思いやる親切な気持ちを持った人にたくさん出会えたということは、私が北朝鮮で得ることができた最大の収穫であると感じる」と書いた。

12年にわたり続けられてきた「ともだち展」の活動を通して広げられた「ともだち」の輪はどれほどのものだろうか。

北南朝鮮と日本、中国から集められた「ともだち」の絵は、来月21から24日まで東京・青山のこどもの城1階ギャラリーで展示される。23、24両日には大学生たちによるギャラリートークを開催。23日には、ともだちセミナー「北東アジアの過去と現在、そして未来」が10階研修室で催される。基調講演に石坂浩一さん(立教大学教員)、15時から。

TEL. 03-3834-9808(南北コリアと日本のともだち展実行委員会)

(朝鮮新報)

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