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国防委声明、安保理決議を排撃

2013年01月24日 16:23 共和国

反米闘争、新たな段階へ

朝鮮外務省に続いて国防委員会は、米国とその追従勢力が人工衛星「光明星3」号2号機打ち上げを非難し、朝鮮の自主権を侵害する国連安全保障理事会(以下、国連安保理)決議案(1月22日)を採択したことと関連して、24日、声明を発表した。

声明は、決議を全面排撃するとともに、朝鮮が行う核実験は米国を標的としたものになると主張した。要旨は以下のとおり。

不当な対朝鮮決議が採択されたことと関連して、国防委員会は次のように明らかにする。

1.国連安保理が採択した不法非道のすべての対朝鮮決議を全面排撃する。

衛星打ち上げは、われわれの正々堂々たる自主的権利であり、国際法的に公認されている合法的な主権行使である。

自国が打ち上げたのは衛星であり、他国が打ち上げたのは長距離ミサイルだと強弁する白昼強盗さながらの主張がこの世界で通じると思うなら、それほど愚かなことはないであろう。

自主権を守るための民族あげての闘争の中で、われわれの平和的な人工衛星は宇宙空間へさらに絶えず力強く打ち上げられるだろう。

2.朝鮮に対する米国の敵視政策がより危険な段階に入っている以上、朝鮮半島の非核化ではなく、米国をはじめとする諸大国の非核化実現に総力を集中しなければならない。

朝鮮半島の平和と安全に対する最大の脅威は、米国をはじめとするあらゆる不純勢力の対朝鮮敵視政策であり、それを裏付けている米国の膨大な核武力である。

それゆえ、米国の非核化を含む世界の非核化を完全無欠に先行していくとき、朝鮮半島の非核化もあり、われわれの平和と安全も保障されるというのが、わが軍隊と人民が得た最終結論である。

米国がわれわれの自主権蹂躙の先頭に立ち、その追随勢力がそれに同調し、国連安保理が公正さと衡平さを失った機構として完全にらく印が押された現況で、6者会談も、9.19共同声明もこれ以上存在しないということを世界に宣布する。

今後、朝鮮半島を含む地域の平和と安全を保障するための対話と協議はあっても、朝鮮半島の非核化が上程される対話はこれ以上ないであろう。

3.米国とそれに追従する不純勢力の対朝鮮敵視策動を粉砕して、国と民族の自主権を守るための全面対決戦に進入するであろう。

軍民の経済強国建設も、新たな段階に入った宇宙征服闘争も、国の国防と安全を守るための抑止力強化も、米国をはじめとするあらゆる敵対勢力のしゅん動を粉砕するための全面対決戦に向けたものとなるであろう。

世紀を継ぐ反米対決戦の新たな段階であるこの全面対決戦で、われわれが引き続き打ち上げることになる各種の衛星と長距離ロケットも、われわれが行うことになる高い水準の核実験も、朝鮮人民の不倶戴天の敵である米国を狙うことになるということを隠さない。

(朝鮮新報)

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