〈私たちのうた〉見張りをする夜/朴芽枝
2012年12月24日 11:34 文化・歴史おぼろ月夜
白雪が ひらひら
村のはずれ 道すじごとに
見張りを立つ 仲間たち
もの静かな村に
犬の鳴き声 響きわたる
集まっていた おじさんたち
解散するころだろう
こごえる 手足を
ふーふー あたためる
今夜 ぼくらが
すべき事は すべて終わったみたいだ
パク・アジ(1905-1959)
咸鏡北道明川郡で出生。1927年1月6日東亜日報に「母よ(어머니시여)」が当選。カップに加盟し、少年雑誌「星の国」の編集委員として活動。農民詩人で知られている。
※日帝の検閲に抵抗しながら発行された雑誌「星の国」は工場、農村の子どもたちに対する意識改革とともに、子どもたちが社会改革の主力勢力として活動することを求めた。
(選訳・金真美)