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Korea×Japanかながわユースフェスタ、国際交流のカタチ魅せる

フェスタ終了後みんなで記念撮影する実行委員と出演者

朝青神奈川と留学同神奈川、日本の青年たちが共催する、「Korea×Japanかながわユースフェスタ」が11月25日、横浜市のキャプテン翼スタジアムで行われた。

「KoreaとJapanの青年による一大フェスティバル」と銘打たれた同イベントを、横浜市教育委員会、tvk(テレビ神奈川)、神奈川新聞社など13団体が後援した。当日は、県下の同胞やイベント関係者、900余人の日本市民を含む約1,200人が参加した。

多彩な企画で盛り上がる

「K」と「J」の形をしたオブジェにリボンを結ぶ参加者

昨年3月の東日本大震災を機に人々の「絆」の大切さが強調されるようになった。同イベントは、現在、約160カ国の外国人が暮らしている神奈川県で、地域コミュニティーの大切さを再確認し、人々の連携を深めていく重要性を伝えることを目的に企画された。「見る」「作る」「食べる」の3つのテーマを軸に、朝鮮半島と日本の文化の素晴らしさを伝える多彩な企画が行われた。

会場の入口付近に設置された「作る」コーナーでは、チャンゴや和太鼓、朝鮮と日本のコマ遊びを体験できるスペースや、射的やヨーヨーなど縁日をイメージした遊びスペース、朝鮮舞踊や民族楽器演奏を映像で楽しむ観覧スペースなどが設けられた。

「Korea×Japanグルメ交差点」のB級グルメはイベントの人気スポットとなった

入口正面には、神奈川朝鮮中高級学校と横浜隼人高校の生徒たちが制作した、日本と朝鮮半島を代表する歴史上の人物を10人ずつ紹介する掲示板が設置された。

また、「作る」コーナーには、Koreaの「K」とJapanの「J」という文字を形どった赤と青のオブジェが設置された。来場者が「KoreaとJapanを結ぶ」という意味合いを込め、オブジェにそれぞれの色のリボンを結んでいった。

会場奥に設けられた「食べる」コーナーの「Korea×Japanグルメ交差点」では、おでん、ホルモン、チヂミ、すじ煮込みなどのB級グルメ料理が販売され、イベントの終わりまで多くの人で賑わった。中でも「厚木シロコロホルモン」や「ヤンニョムチキン」などの商品を売るケータリングカーの前には長蛇の列ができた。

「楽」をテーマに文化交流

「楽(エンジョイ)」をテーマに掲げた同イベントの目玉企画は、特設ステージでの公演だった。ステージでは、和太鼓や三味線、朝鮮舞踊、サムルノリ、ポップダンス、ジャグリングなど、さまざまな公演が行われ、日本と在日同胞アーティストらが出演した。

神奈川朝鮮中高級学校舞踊部の生徒らも出演した

尺八とギターのデュオユニット「happinus(ハピヌス)」は、田園風景を想像させる美しいメロディーを披露し、観客を魅了した。尺八演奏家の大山潤一さん(27)は、「朝鮮半島の伝統楽器である『テグム』や『タンソ』を聞いていると、日本と朝鮮半島の楽器は似ている」と述べ、文化というものが中東からシルクロードを渡り、朝鮮半島を経て日本に行き着いたと言い伝えられるように、自然発生的に興るのではなく、人と物との往来の中で伝えられてきたということを強調。「文化の交流に限らず、それぞれの民族の個性や違い、価値観を認め合い、理解することが真の国際交流につながる」と観客に語った。

また、ステージには神奈川中高の舞踊部と横浜隼人高校和太鼓部の生徒らも出演した。

横浜隼人高校の和太鼓部の部長を務める永野尚也さん(高2)は、「在日コリアンの存在は知っていたが、これまで交流する機会があまりなかったので、どうすれば仲良くなれるかを考えていた。今日は、自分の好きな分野で交流することができてよかった。また機会があれば交流を楽しみたい」と笑顔で語った。

横浜隼人高校の和太鼓部の公演

フィナーレでは、共同実行委員長を務めた朴載守委員長(朝青神奈川県本部委員長)と鈴木翔平委員長があいさつした。

鈴木委員長は、「国際交流イベントを開きたいという思いを形にすることができてよかった。準備期間を含め、在日コリアンの青年たちと深い絆を育むことができた。これからもこの関係が続くように手を取り合ってがんばっていきたい」と語った。

朴委員長は、「こういった行事を一回で終わらせるのではなく、2回、3回と継続して行なっていけるようにしたいと思っている。これを機に、日本市民と在日コリアンの若者同士がもっと深く互いを理解していけるように、友好の輪を広げていきたい」と述べた。(辰)