「日本の右傾化、軍国化は深刻」/労働新聞
2012年12月25日 11:54 共和国労働新聞24日付は16日に行われた日本の衆議院選挙で自民党が圧勝したことを受け、日本の右傾化と軍国化を懸念するという内容の記事を掲載した。詳報は次の通り。
今、国際社会は日本での衆議院選挙をめぐり懸念を表明しており、日本の政治情勢を鋭いまなざしで見守っている。
靖国神社を参拝し、過去に日帝の性奴隷犯罪問題を否定する妄言を吐いた極右政治家として知られている安倍は、今回の選挙公約で自衛隊を「国防軍」にすること、平和憲法を改正して集団的自衛権の行使を可能にすること、日米同盟をより深化させることなどを打ち出した。
日本で極右政治家たちの軍国主義の狂気が黙認されているのは、それだけ社会の軍国化が急速に推し進めてられていることを物語っており、日本のアジア再侵略は目の前の現実として近づいてきている。
少し前、安倍は米国のバーンズ国務副長官との会談で「政権を取れば集団的自衛権の行使に関する解釈を正す。これは日米同盟を強化することにつながり、地域の安定にも寄与するだろう」と大言した。
戦犯国であり、戦敗国である日本で、自衛隊が「国防軍」になったり、集団的自衛権行使を許容し平和憲法を戦争憲法に改悪する法案が国会で採択された場合、日本の武力がまた無謀な再侵略戦争の道に進むことは火を見るより明らかだ。
アジア人民は強い警戒心を持って、日本の政治動向を注視している。
(朝鮮新報)