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朝大職員の任成壎選手、全日本アマチュアボクシング選手権でベスト8

2012年12月10日 13:36 スポーツ

「次は上位進出を」

「第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会」が11月21~25日にかけて東京・日野市市民の森ふれあいホールで行われた。同大会では、日本アマチュア連盟9ブロックを勝ち抜いた代表、日本連盟の推薦選手、開催地の代表などが出場し、ライトフライ級からミドル級までの全7階級(総勢88人)の選手が全日本チャンピオンの座を競った。

任成壎選手

同大会に、朝鮮大学校職員で朝大ボクシング部コーチを務める任成壎選手が、開催地である東京都代表としてミドル級に出場。ベスト8に輝き、全日本ランキング入りした。

任選手は初戦で、東北ブロック代表と対戦、8-6のポイントで勝利した。つづく準々決勝では、過去にミドル級で全日本ランキング1位、ライトヘビー級で日本代表として国際大会に出場した経験がある、岡田良綱選手(日本大学)と対戦。試合序盤にポイントを奪われ後半に巻き返すも、あと一歩及ばず惜敗した。

任選手は大会を迎えるまで、元プロボクサーで、昨秋から朝大ボクシング部のトレーナーを務めている飯田幸司さんの指導を受けた。任選手は自分の背中を押してくれた関係者と、日本人ながら常日頃から在日同胞たちに力を添えてくれる飯田トレーナーに対し感謝の言葉を述べた。

任選手は、来年も開かれる同大会に出場することを決意。「次は、上位進出を賭けてがんばりたい。今後も、ボクシングという素晴らしい競技を通して、在日同胞社会と民族教育の発展のためにたたかい、朝・日親善に寄与していきたいと思う」と語った。

また、「来年は、朝大ボクシング部コーチとして同ボクシング部の朱一助監督、飯田トレーナー、部員たちと力を合わせ、現在大学リーグ4部に属する同部を3部に昇格させたい」と決意を述べた。

【朝大ボクシング部】

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