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第33回朝鮮大学校定期演奏会/約530人が観覧

2012年12月07日 17:54 文化・歴史

第33回朝鮮大学校定期演奏会が5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷区)で行われた。

会場には、総聯中央の裵益柱副議長兼民族圏委員会委員長、宋根学教育局長、総聯西東京本部の李在哲委員長、朝鮮大学校の張炳泰学長、朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の日森文尋実行委員会議長と水谷研次実行委員会事務局長、日朝文化交流協会の柳澤徳次副理事長、日朝協会の石橋正夫会長、在日モンゴル国大使館N.バヤスガラン副領事、フランス国営放送《FRANCE24》デイレクターのマリー・リントン氏、お茶の水女子大学の米田俊彦教授、創価高校の狩野俊一校長、在日同胞、学生、日本市民など約530人が観覧した。

カンカータ「鴨禄江」(朝大・全賢哲氏提供)

公演には、朝大管弦楽団(吹奏楽部、弦楽部、民族器楽部)と、同楽団のOB、同胞音楽愛好家など約60人と朝大生をはじめ約90人の合唱団が出演した。

第1部は、吹奏楽による「祖国よ、栄えあれ」、「カンタベリーコラール」民族器楽重奏「牛の鈴音」女性合唱「アリラン」管弦楽「とうとい山河」、「青山里の豊年」を披露し、第2部ではカンカータ「鴨録江」で公演が締めくくられた。

東京・板橋から来た李恩淑さんは、「朝大の演奏を聴くたびに感動する。中高生の演奏とはひと味違うしっかりとした、それでいて若さにあふれるハツラツとした演奏が印象的。民族楽器の音もとても綺麗だった。朝鮮の音楽を聴くと胸が熱くなる。『鴨録江』は、重厚で演奏会のラストを締めてくれる。日本では一年の締めくくりは『第九』というのが定番だが、同胞たちにとってこの演奏会の『鴨録江』 が定番となれば良いと思う」と話した。

趙智香さん(文学歴史学部4年生)の母、許栄順さんは、「1年生の頃とは違う表情の成長した娘の姿をみられて感無量だ。公演を通して朝大生たちの逞しく力強い姿が印象に残った」と話した。また、日朝文化交流協会の柳澤徳次副理事長(78)は、「演奏会に招待してもらい本当に感謝している。とても素晴らしい公演だった。朝大生たちには、今後も日朝の架け橋になってもらいたい。また、来年も来たい」と感想を語った。

(金秀卿)

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