大阪朝高ボクシング部の李健太選手、「全国選抜大会」出場へ
2012年11月24日 17:12 スポーツ「第20回近畿高等学校ボクシング新人大会」が16~18日にかけて、奈良県王寺工業高校ボクシング場で開催され、高校ボクシング3冠(選抜大会、インターハイ、国体)を達成した大阪朝鮮高級学校の李健太選手(高2)がライト級で優勝し、来年3月に山梨県で開催される「全国選抜大会」に近畿ブロック代表として出場することになった。
今大会は近畿2府4県の予選を勝ち上がった選手たちによるトーナメント戦で、朝高からは大阪朝高の李健太選手、李成真選手(高2、フライ級)、神戸朝鮮高級学校の金人斉選手(高2、ライトフライ級)の3選手が出場した。
李成真選手は初戦で滋賀県代表の北川裕也選手(能登川高)と対戦。実力の差を見せつけ、1RでRSC勝ちを収めた。準決勝では和歌山県代表の南出仁選手(和歌山東高)と対戦。2RでRSC負けとなった。
準決勝が初戦となった神戸朝高の金人斉選手は、京都府代表の山本遼平選手(東山高)を相手に壮絶な打ち合いを展開。しかし、判定で惜しくも敗退した。
「3冠王者」の李健太選手には、多くの注目が集まった。
李選手は、初戦で和歌山県代表の松村彰真選手(耐久高)に3RでRSC勝ちすると、準決勝では奈良県代表の米澤直人選手(奈良朱雀高)をノーモーションのリードと左ストレートで圧倒した。
決勝戦では、兵庫県代表の安田祐馬選手(神戸第一高)と対戦。李選手のプレッシャーで相手選手がローヘッド(頭を低くする反則)を繰り返し2R失格となり、李選手の優勝が決まった。
李選手は今大会で「大会技能賞」も獲得した。
(大阪朝高ボクシング部)