東日本大震災復興支援「金剛山歌劇団山口公演in宇部」/1,373余人が観覧
2012年11月22日 13:18 文化東日本大震災復興支援「金剛山歌劇団山口公演in宇部」(主催=同実行委)が11月21日、宇部市渡辺翁記念会館(山口県宇部市)で行われた。
会場には、総聯山口県本部の委員長、各機関、団体責任者と在日同胞、山陽小野田市の自民党、社民党、公明党をはじめ市議会議員が多数詰めかけた。また、長生炭鉱の「水非常」を歴史に刻む会の追悼碑建設の委員長・前衆議院議員の小川信さんをはじめ、市民ら1373余人の観客が会場に足を運んだ。公演には宇部市社会福祉協会を通じ、体の不自由な人たち十数人が招待された。
昨年の年末に開かれた、南部商工会理事会で金三郎会長が15年ぶりとなる金剛山歌劇団公演を開催しようと呼びかけ、新年の理事会で南部商工会が中心となって公演を開催することを決定。総聯宇部小野田支部は、金会長と理事たちの決意の下、年間計画に「金剛山歌劇団山口公演in宇部」の成功に向けて尽力した。その結果、宇部市、山陽小野田市、宇部教育委員会、山陽小野田教育委員会、宇部日報社、宇部音鑑が後援を引き受けた。
また、山口県内の文化施設にポスター、チラシを郵送、掲示依頼を頼み宇部市、山陽小野田市の小中学校へのポスター、チラシ配布、FMきららなどの地方ラジオ局を通じ10日間コマーシャル放送を行った。また、実行委は宇部地域が中心になりながらも下関部会を結成し、山口県的に広告掲載募集と動員を行った。特に先着300人の無料招待の広告案内を4回にわたり宇部日報に掲載した。また、復興支援宇部(宇部市役所内の機関)は、公演当日に東日本大震災時の宇部市の復興支援活動の写真パネル展示を行った。
公演を観た観客の中には、「夫は行く前にミュージカルは眠くなるから嫌だと言っていたが、ミュージカルが始まると瞬きもしないで最後まで観ていた。とても素晴らしい公演だった。ありがとう」、「公演を観て疲れが吹っ飛んだ」、「下関から来たが、本当に来てよかった。今までで一番素晴らしい公演だった」、「これほど綺麗で、五感を震いたてるようなミュージカル公演は他にないと思う」などの感想を語った。
なお、11月25日の山口朝鮮初中級学校での学芸会で公演実行委員長から寄付金が贈られた。一方、同実行委から宇部市社会福祉協会への寄付、宇部市への復興支援金が寄せられた。
(金剛山歌劇団山口県実行委員会)