〈全国地域サッカーリーグ決勝大会〉FC KOREA、白星発進
2012年11月16日 17:53 スポーツ1次ラウンド初戦、FC今治に4-2で快勝
在日同胞青年らで構成されるFC KOREAが16日、高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われた「第36回全国地域サッカーリーグ決勝大会」の1次ラウンド(16日~18日)第1戦に臨み、FC今治(愛媛)を4-2で下した。
FC KOREAは、前半3分にMFの朴世訓主将が蹴ったフリーキックが決まり先制したが、前半14分に失点。その後、両チームは1得点ずつを挙げ、同点のまま前半戦を終えた。
後半戦、FC KOREAはセットプレーからのチャンスを生かし、DFの尹誠周選手が後半14分に加点すると、同26分にPKを得てMFの李智星選手が決めた。
試合前日のミーティングで選手らは、在日同胞プロサッカー選手たちから届いた横断幕を眺めながら、応援してくれる各地同胞のために全力でがんばろうと約束しあったという。そのことを試合中に思い起こしていたという李智星選手(25)は、精度の高いキックでチームの勝利に貢献。「セットプレーの練習成果が出た」と喜びつつ、「今日勝ったことはもう忘れて、明日からの1戦1戦に集中したい」と述べた。
この日、会場には各地から駆けつけた同胞らが選手たちに声援を送った。
大分県在住の李敬宰さん(29)は、「同世代が多数所属するFC KOREAの姿に胸が熱くなったし、誇らしいと思った。これからも勝ち続けて、在日同胞の子どもたちの目標になってほしい」と語った。
FC KOREAは明日(17日)、クラブフィールズノルブリッツ北海道(北海道)と対戦する。
(李炯辰)
全国地域サッカーリーグ決勝大会は、12チームを3つのグループに分けリーグ戦(1次ラウンド)を行い、各グループ1位3チームとグループ2位最上位の計4チームがリーグ戦(決勝ラウンド)を行う。優勝チームと準優勝チームは無条件でJFLに昇格する。グループBに属したFC KOREAは、FC今治(愛媛)、クラブフィールズノルブリッツ北海道(北海道)、バンディオンセ加古川(兵庫)との1次ラウンドに臨んでいる。
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