第48回在日コリアン中央ゴルフ大会、震災支援に感謝込め宮城が主管
2012年10月23日 12:13 スポーツ第48回在日コリアン中央ゴルフ大会(主催=在日本朝鮮人ゴルフ協会)が10月3、4日にかけて宮城県の東蔵王ゴルフクラブで開催された。例年通り会長杯、理事長杯、シニア杯に分かれて行われた競技には、186人の同胞ゴルフ愛好家が参加。日頃磨いてきた技術を競い合った。
今大会を主管した在日本朝鮮人宮城県ゴルフ協会(徐勤会長)は、昨年の東日本大震災の際に日本各地から送られてきた数多くの支援に対し、感謝を示す大会にしようと、1年前から準備に取り組み、東北地方で指折りの名門コースと交渉を重ね、開催にこぎつけた。ホテルの手配、空港からのアクセスなど万端の準備を整えて、各地から訪れる参加者を迎えた。
初日の競技後に行われた懇親会では、震災直後、各地からの支援の様子を収めた映像が上映され、宮城の参加者約40人が起立して、他の地域からの参加者に対し、謝意を述べた。倒壊した東北朝鮮初中級学校の校舎を再建することなどを熱く語ると、会場は一体感に包まれた。
競技では、小雨が降るなか熱戦が繰り広げられた。
団体戦の会長杯は宮城Aチーム、理事長杯は兵庫Aチーム、シニア杯は大阪Aチームが手にした。
中央ゴルフ協会の裵萬石会長(商工連合会副会長兼宮城県商工会会長)は、「近年、青商会の若い世代が多く参加すると共にプロを目指す学生の参加も加わり、大会に幅が出てきたことが喜ばしい。これからも全国のゴルフ愛好家の交流の場として盛り上げていきたい」と語った。
【在日本朝鮮人ゴルフ協会】
競技成績
○団体戦
会 長 杯=①宮城A、②栃木A、③北海道
理事長杯=①兵庫A、②静岡、③岡山A
シニア杯=①大阪A、②北海道A、③栃木
○個人戦
会 長 杯=①張營基(北海道)、②金太竜(栃木)、③李雄(東京)
理事長杯=①李陽奎(兵庫)、②李鐘宇(栃木)、③安秉一(東京)
シニア杯=①李春熙(大阪)、②金長暎(宮城)、③裵萬石(宮城)