朝鮮学校音楽教員の講習会が東西で開催
2012年10月01日 10:53 民族教育歌唱力を育てる授業を目指して
音楽教育の向上を目指した朝鮮学校教員たちの講習会が8月22日に西日本で、同25日に東日本でそれぞれ行われ、33人が参加した。
講習会では、第21回中央教育研究大会で示された音楽分科の研究課題を確認し、音楽教育(現行教科書)の実効性を高めるための研究などが行われた。
東日本では、生徒を対象とした歌唱指導の公開レッスン、伴奏創作で求められる和声理論についての講義、初級部の旋律創作指導のワークショップなどが行われた。
講習に参加した長野朝鮮初中級学校の朴元植教員は「授業を構成する実践例を学ぶことができた」と話した。
西日本では、初級部歌唱授業の発表、発声理論の講義と実技、変声期の生徒、障がい児のための指導についての意見交換が行われた。
北大阪朝鮮初中級学校の朴誠敏教員は「発声に関する講義で発声器官の構造と呼吸法などを新たに学ぶことができた。こうして音楽教員が一堂に会し、共に学び経験を共有することが非常に大切だと感じた」と語った。
音楽分科では、2013年の夏に「第4回全国音楽教員講習会」を開催する予定だ。
(音楽教員講習準備委員会)