〈ハングルの旅 15〉民族の詩人、尹東柱
2012年07月20日 13:11 文化・歴史ハングルだけで詩作を続ける
尹東柱(1917~1945)は、北間島の明東村(現・中国吉林省延辺朝鮮族自治州の龍井市智新鎮明東村)で4人兄弟の長男として生まれた。7カ月後、同じ村で文益煥(1918~1994)も生まれている。この地は、独立運動家を多く育てた所で、安重根が伊藤博文を暗殺するため射撃練習を行った所でもある。
東柱は、運動も得意で勉強もできたので、父は医者にさせようと思ったが、彼は幼いころから文学の道に進むことを心に決めていた。