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南浦市で製塩遺跡を初めて発見

2012年06月22日 10:28 共和国

伝統的製法解明に期待

金日成総合大学歴史学部の研究者たちが、製塩遺跡を南浦市温泉郡区内で発見した。朝鮮で製塩遺跡が発見されたのは初めて。

同地周辺は新石器、青銅器時代、古代時期の文化遺跡が分布されており、古朝鮮の土城があったことでも知られている。

遺跡は干潟を開墾した田畑の中で発見された。遺跡区域は東西に約1km、南北に2kmに達し、製塩施設と見られる円形状の直径20m、50m、70m、80mの堤が50個以上も分布されている。

研究者たちがいくつかの地点を試掘したところによると、底から段々に、炭の層、砂の層、炭と貝を混ぜた層などが見つかり、またその上に釜が置かれた痕跡があったという。 遺跡からは鉄釜、素焼きの土器、古代レンガの破片など、遺物の一部も出土した。

国内初の製塩遺跡発見に、歴史学者たちは大きな関心を寄せている。金日成総合大学歴史学部のナム・イルリョン講座長(65)は、同遺跡に対する本格的な発掘を通じて、伝統的な製塩方法が解明されるだろうと話している。

 高句麗の遺跡も

一方、平壌市で高句麗が高い建築術と文化を有していたことを物語る城と壁画古墳などの遺跡が発掘された。朝鮮中央通信が18日、伝えた。

平川区域鞍山洞と井平洞一帯では、平壌城の外城に対する部門発掘が行われ、この城が切り石で整然と築造された石城壁であることが実証された。

また万景台区域仙内洞一帯では、山城に対する発掘と実測を行う過程に城壁築造方法が平壌城の築造方法と同じであり、同城が平壌城の西方防御城であるということが証明された。

(平壌支局)

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