朝鮮の西海岸で干ばつ続く、一部地域で少量の雨
2012年06月14日 16:40 共和国朝鮮中央通信によると、12日現在、朝鮮の西海岸地方で4月末から始まった干ばつが続いている。
6月に入って江原道の高山原と通川原を除いた東海岸地方では20㎜以上の雨が降って干ばつがある程度解消された。西海岸地域である平壌市と南浦市、平安南道の一部と黄海南北道の一部の地域では10㎜以下の少量の雨が降った。
1〜5日の間に西海岸の北部と慈江道の内陸地域で20㎜以上の雨が降ったが、中部以南と東海岸地域では雨が降らなかった。
10、11日には、西海岸の北部と北部内陸の一部の地域、東海岸地域では20㎜以上の雨が降ったが、中部以南の地域では依然として雨が全く降らなかった。
とくに、平壌原と温泉原、殷栗原、載寧原、延白原など西海岸中部の平野地帯で雨がほとんど降らなかった。
4月末から雨が全く降らなかった地域は、平壌市の江南郡、黄海南道の安岳郡、黄海北道の松林市と中和郡、南浦市の龍岡郡と江西区域、黄海南道の銀川郡である。
平壌市と平安南道、黄海南北道の一部の地域で同期間に降った降水量は1~5㎜で、気象観測以来(平壌は105年以来)最も少ないという。
今後、西海岸地方では20日頃までは雨がほとんど降らない見通しだ。
(朝鮮新報)