〈私たちのうた〉わたしがつけたリボン/林今丹
2012年04月23日 16:14 文化・歴史学校の かえり道
ちょうちょが ひらひら
わたしのあたまの まっかな リボンを
お花だと思って とまろうとする
走っても 走っても
ひらひら あとを 追ってくる
お花畑に 目もくれず
あとを 追ってくる
主席が おくってくださった
きれいな きれいな リボンの上で
ちょっと 休んでみようと
いつまでも 追ってくる
(1975 児童文学文庫6)
※ちょうちょが見間違うほどきれいなリボンを頭につけた女の子。社会主義制度の恩恵を受けながら幸せに育つ子どもたちの様子を描いた朝鮮の代表的な童謡。
リム•クムダン(1933.12~)
両江道普天郡で出生。朝鮮戦争の時、人民軍隊に看護員として服務し、その後金日成綜合大学語文学部で学んだ。63年から朝鮮文学創作者現役作家として多くの児童文学作品を発表している。89年に金日成賞桂冠人に選ばれ、童謡集「白頭山の輝くお星さま」(90)等などがある。
(選訳・金真美)