朝鮮外務省代弁人、「米国の過剰反応」を批判
2012年04月04日 10:25 共和国朝鮮外務省スポークスマンは3月31日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、われわれの平和的な科学技術衛星の打ち上げ計画に対する米国の過剰反応が度を越えていると批判した。
スポークスマンは、人道問題は政治と結びつけないと標ぼうしていた米国が、われわれの衛星の打ち上げに対抗して食糧支援公約の履行を中止すると発表したことに言及し、「これは、2.29朝米合意の核心事項に対する違反で、朝米合意を丸ごと反故にする遺憾きわまりない行為だ」と強調した。
また、平和的衛星打ち上げを透明性あるものに見せるため専門家を打ち上げ現場に招請したことに対し、米国が自国の専門家を送らないばかりか、他の国にも送らないよう脅迫していることに言及し、「われわれに核活動の透明性の保障を要求しながら国際原子力機関の監視員受け入れを求めていたのとはあまりにも対照的な態度である」と述べた。
スポークスマンは、「米国の誤った選択によって招かれる結果の深刻さと重大さについて、まだ論じたくない。米国が今からでも主権国家の平和的衛星の打ち上げを認める勇気を持ち、それを通じて敵対意思がないと言った言葉を行動で証明してみせることを期待するだけである」と述べた。
(朝鮮新報)